2009年6月 7日
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GE バリレラ 購入ガイド For BEATLES UK mono [ AUDIO
, GE バリレラ
]
現在、GEバリレラでビートルズのオリジナルモノラル盤を中心に聴きまくっております。
今まで経験したことがない重圧で迫力がある音が堪能でき、しかも安価。そのため
モノラル盤、特にUKオリジナル盤のファンにぜひ聴いていただきたいと思い購入ガイドを記事にすることにしました。
以前の紹介記事はこちらです。
この分野に深く精通した方や一桁以上値段高いもので聴きこんだ方は別の意見もあると思いますが、
このカートリッジで聴かないことにはビートルズのモノラル盤の音を聴いたことにならないと断言してしまいましょう。
(ちょっと乱暴ですが、僕の個人的な感想ですのでご容赦)
今回は長くなりますが、興味がある方はお付き合いください。まずカートリッジ本体ですが、
1.購入する製品について
1950年台に発売されたビンテージものですので中古を探して入手することになります。
あるいは新古品、いわゆるNEW OLD STOCK 、N.O.S.ですとかなり程度はよいと思います。
製品型番としては1940年代のRPX-010は除いて、候補としては

左:シングルプレー:VR RPX-040,-041,046(写真のもので放送局、プロ用)
中央:トリプルプレー(VR RPX):VR RPX-050、-51など。
右端はトリプルプレーでVRII
基本はこの3種類ですが、これ以外に色々バリエーションがあるようです。
2.購入先
これは物量を考えますとwww.ebay.com以外に考えにくいと思います。
ebayではオークション、英語での取引に経験と自身がある方が対象となります。
検索キーワードはALL CATEGORYから"GE VR"、"GE VRII","GE RPX"など。
僕は手持ちの7個全てをここで入手しましたが国内では下記のオーディオショップで手に入るようです。
音の市
South
また国内の大手オークションでも手に入るようです。検索キーワードは"バリレラ"、"GE VR"など。
3.相場
これは重要です。針交換も含めてレコードを聴く道具として高価なのはつらいです。
また、高いものがいい音でなるのは興味がなく安価なもので長く楽しめるのはうれしい事だと思っています。
さて、実際はカートリッジの状態や付属品、針の有無、製品の違いによりかなり幅がありますが
運がよければトリプルプレーで針、赤ノブ付の状態、送料込みで4000円以内で入手可能です。
新古品では1万以上になるようですが僕は購入実績はありません。
国内では単体で10000円以上、シェル付、中古針付きのすぐに聴けるもので20000円以上するようです。
僕はシェルと新品交換針1本含めて5000円から7000円程度で揃えました。
4.購入時のチェックポイント
ここが重要です。初めて入手する場合は欠品がないものを入手することをお勧めします。
ビンテージものですのでメーカー在庫も期待できません。以下のものが揃っていれば問題ないと思います。
1)本体(←当たり前ですか 前述の3タイプ)
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2)本体側のリードピン(VRIIのみ)
VRIIは本体側のピンが取り外し可能な構造になっています。そのため欠品している
ものがあります。代替品も見当たらないため付属していないものは避けたほうが無難です。
3)Tバー関連(Tバー本体、スプリング、Cワッシャーの3点セット、オプションで赤ノブ)
トリプルプレーではこれがないと針が装着できずレコードが聴けません。
通常は組み込んだ状態ですので問題ないのですが、付属していないものも見かけます。
僕は初めて入手したVR RPXにはTバーが付属していませんでしたので別途入手しました。

GE純正ではないのですがTバーの3点セットははまだ入手可能です。(後述)
左がVR RPX用で右がGE VRII用になりますが互換性はありません。
シングルプレーではTバーは不要です。
なお、Tバー回転用の赤ノブはあったほうがだんぜん気分だし操作性もよいでしょう。
4)カートリッジスペーサー(VRIIのみ)
カートリッジをシェルに取り付ける際に本体側のねじ受けに装着する黒い金属スペーサーです。
これは欠品していても使用には問題ありませんが、その際は
ナットはホームセンタで入手可能なISO2.6mm径付属のものがちょうどフィットします。
5.交換針
これがないと聴けません。付属のものは使用限度を超えていることが多く交換したほうがよいでしょう。
国内では入手困難で世界的にもGE純正はめったに見かけません。
装着になれないうちは壊すこともあるので見つけたら多めに確保することをお勧めします。

左:シングルプレー用
GE型番:RPJ-004(ダイアモンド1.0mil),互換型番:500-D1 (0.7mil,2mil針もあります)
中央:トリプルプレーRPX用
GE型番:RPJ-01D(ダイアモンド1.0mil),RPJ-07D(ダイアモンド0.7mil),互換型番:501-D1、501-D7
右:トリプルプレーVRII用
GE型番:4G-01D(ダイアモンド1.0mil),4G-07D(ダイアモンド0.7mil),互換型番:503-D1、503-D、シングル扱いで504-D7も使用できるようですが未確認です。
僕は主にebayや海外のショップから買え置き用に購入しました。
値段も幅があり1000円から2000円程度(送料込み)で入手可能です。
ebayでは根気よく探せば1000円程度で入手可能です。
78RPM用やサファイ針も見かけますのでご注意ください。サファイアのものは型番末尾が'S'になっています。
6.針購入先(実績ありの店。あとはebayなどで気長に探す)
LP Gear
針が豊富で2.5mil,3milもある:
LP Tunes
上記の姉妹店
needles4jukeboxes
針はJUKEBOXパーツとしての需要で出回っています。送料安い。
thejukeboxman.com
送料込み
ewsaunders.com
Tバーと78RPM用針、貴重な赤ノブもあります。送料安い
※入手に関してはオークションも含めいかなる物も自己責任にてお願いしますね。

手持ちの交換針ですが、これだけあれば一生持つかも(笑い)。お付き合いありがとうございました。
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投稿者 tamachi : 21:42
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2009年5月26日
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GE バリレラ その4 7インチmonoを聴く [ AUDIO
, BEATLES
, GE バリレラ
]
GEバリレラ その4です。前回までの関連記事はこのカテゴリ。⇒GE バリレラ
もしお時間がございましたらご覧ください。
今回は大好きなビートルズのシングルをVR RPX-040とVRIIカートリッジで聴きました。

実はこのカートリッジを手に入れてから、連日シングルは聴きまくっていてUK盤は既に
各タイトルを2回以上聴いており国内盤もすべて聴いてしまった状況なのであらためて聴き直したかたちです。
特に今年のゴールデンウィークは外出もほとんどせずシングル三昧の日々でした(笑い)

こんなことで良いのかとも思いますが、それはさておき
ご紹介する7インチは
「PAPERBACk WRITER」と「GET BACK」、「SHE LOVES YOU」、「TICKET TO RIDE」などですが、
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UK盤以外にUS盤のJUKEBOXのカラービニールも取り上げました。
おそらくデジリマスター音源である「SHE LOVES YOU」です。

この盤は1990年代に限定でJUKEBOX用途で発売されたものですがGEバリレラは
JUKEBOX用に普及していたのでこの選択は悪くないと思う。しかし..
針を落とすと1950年代のカートリッジで1990年代のモノラルカッティングの相性は悪く
音はよく出ているが高音は不自然な音でちょっと落ち着かない。
LPでもそうでしたがortofonのモノ針ではあまり感じないのですがこのデジタル・リマスター音源の
7インチにはバリレラと合わないようだ..音源だけでなくカッティング方法も当時と違うはずだ。
(この辺は溝の幅が広いとかカッティング針が違うとか奥が深いようです...)
やはり7インチと言えばUK盤ですがこれは圧巻でした。今回特に良かったのは「CAN'T BUY ME LOVE」で、これはどう工夫しても淡白な音でしか聴けずに不満があったタイトルですが
バリレラでは針を落とし演奏が始まったと同時にスピーカーからすごく太い音が出てきてびっくりします。
具体的には、ボーカル、リズムギター、ベース、ビートの効いたドラムスが渾然一体となって
固まって飛び出してくる感じ。たとえて言えばバケツを派手にひっくり返した感じ..

こんな感じの音なので雑な音なのかと思いますが、そうではなく
ボーカル、各楽器の分離は見事で、シンバルなどの高音部も自然に響きます。
また音のバランスが非常に良くやはり何度聴いてもあきません。
UK盤のシングル、LPで特に初期のタイトルは同じような音がでますので
この音を体感するためにGEバリレラを入手する価値は十分にあると思います。
後期の「GET BACK」でも同じような音がでますが初期のような音とは違い

中低域の厚みはそのままにレンジが広くなった感じでリンゴの迫力があるシンバルが良く目立ちます。なぜか今まで目立たなかったエコーがよく聞こえます。
さて、東芝さんの「TICKET TO RIDE」のアップル盤ですがこれは、

中学生のときにB面の「YES IT IS」目当てに購入した盤で、ちょっと思い入れがあります。
今回新ためて聴くと、よいレコードだと感じました。と言うのも
国内盤の特徴で中低域はちょっと音が薄いのですが、音圧も高くリンゴの変則ドラムのビートや
ボーカルも前面に出てくるしリッケンバッカーの12弦サウンド音色も美しく非常に楽しめました。
改めて国内盤も聴きなおしたいと思います。
バリレラ関連の記事はまだ続きますので、またお付き合いください。
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投稿者 tamachi : 23:53
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2009年5月17日
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GE バリレラ その3 国内盤 monoを聴く [ AUDIO
, BEATLES
, GE バリレラ
]
GE バリレラ その1、その2からの続きでございます。
今回はあまり聴き込まれることもない国内盤のモノラルLPでご紹介いたします。
LPの選定に当たっては、国内ファーストアルバムの「MEET THE BEATLES! ビートルズ!」も
検討しましたが、「TWIST AND SHOUT」のミックスが不自然なのとアップルレーベルでは
「PLEASE PLEASE ME」が偽モノのため除外しました。
渋い選曲で根強いファンがいる「BEATLES NO.5」に決定。
このタイトルは全曲、アナログマスターのオリジナルモノミックスです。

今回の中心はOdeonの赤盤で、
レーベルに「Long Playing」のプリントがある初期プレス(といわれている)。
今回のGEバリレラはシングルプレーのRPX-040、1mil針で試聴いたしました。針圧は.4.5g

せっかくなので、
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アップルレーベルのペラジャケと厚手のジャケットも聴いてみました。
写真の後ろの厚手の方は中学生のときドイツ語の2曲と「SHE'S A WOMAN」を聴きたかったので
当時住んでいた

立川市の新星堂で購入した思いで深い一枚です。、
音がこもっている感じがしてほとんど聴かなかった不幸なLPです...
このLPはだいぶ後になってモノラルだということに気づきました。
さて、GEバリレラではいかなるものか。
やはりこのモノラルカートリッジは盤を選ぶことなく、見事な音色を奏でてくれました。
Odeon盤では
国内盤の傾向で音圧が低めなのはいたし方がないのですが
アンプのボリュームをUK盤よりやや多めにまわすと、これが東芝のプレスかと思うほど
迫力がある音が出てきます。
購入当初印象が良くなかったドイツ語の2曲がけっこう太い音でごりごり聴こえます。
あとシングルでは定番の
「I FEEL FINE/SHE'S A WOMAN」、
ジョンの佳曲「I CALL YOUR NAME」も満足度が高くお勧めです。
国内盤はUKと比べるとゆがみ感がなくすっきりした尾であることが
このカートリッジではよくわかります。このため非常に聴きやすいと言えるでしょう。
DENON DP-2800+GE VR RPX-040でOdeon、赤盤を聴く
アップル盤では
Odeon盤より高域のレンジが広がり低域がやや引っ込みますが
このあたりは特にバリレラ固有でなくこの時期の国内プレスの傾向だと思います。
やはり古いカートリッジには古いレコードが似合あいます^^
それではまた。
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投稿者 tamachi : 23:36
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2009年5月 8日
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GE バリレラ その2 US盤 monoを聴く [ AUDIO
, BEATLES
, GE バリレラ
]
その1からの続きです。
予定ではUKオリジナルモノラル盤のインプレッションだったのですが、
やはり古い米国製のカートリッジには米国盤モノラルがよいのではと考え、
今回は「MEET THE BEATLES」のRainbowレーベル、モノラルにしました。
いいかげんなもので、思いつきであっさり予定変更です(笑)

レコード型番はT2047で1964年1月20日に米国で発売。
ジャケットの「THE First Album by England's Phenomenal Pop Combo」のキャッチが
当時のアメリカでのビートルズの扱いが伺えます。
使用したカートリッジは...
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General Electric VR RPX-050と以前から愛用しているOrtofon OM D25M
どちらもモノラル盤に適した1milチップの針を装着していますが

違いとしては
Ortofonのものはバリレラと異なり、ステレオ用のカートリッジを使用しています。
このLPは所有しているものでは珍しくヘアラインが少々ある程度のノイズがない美盤なのですが

あまり好みの音がしなかったので1回聴いただけでレコード棚にしまいこんでおりました。
今回は天然大理石キャビネットのDENON DP-2800で試聴。
この組み合わせでは針圧4.5gがベストでした。いつも4.0g〜5.0g前後で使用しています。
さて、バリレラでのインプレですが音の出方は全くの別物で
音が前に張り出してきて迫力があります。
I WANT TO HOLD YOUR HANDやI SAW HER STANDING THEREは
UK盤のようなボーカルと演奏の生々しさと強烈な重低音はないのですが、
少しエコーがかかった米国盤らしい美しい音色がします。
また張りのある中低音と澄んだボーカルはLPを3回聴きましたが全くあきませんでした。
OM D25MはこのLPと相性が悪いのか?、どうも引っ込んだ音でねぼけています。
バリレラ以外のモノラルカートリッジで聴いたことがないのですが
他社のものはどんな音がするのだろうか。
GEバリレラ関連の記事は次回も続く予定です。
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投稿者 tamachi : 01:58
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2009年5月 3日
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GE バリレラ monoカートリッジ その1 [ AUDIO
, GE バリレラ
]
1950年代、米国ビンテージものを入手しました。
General ElectricのRPX050 Variablle Reluctance、通称GEバリレラです。
今日はGEバリレラのユニークなつくりをご紹介いたします。
下のように針がバーの両端に付いています。針はバーにスライドさせて押し込みます。
片側がLP/EP用でもう一方はSP盤の78回転用で
33/45回転、78回転の盤に対応しているためトリプルプレーと呼ばれています。
僕は78回転盤も78回転に対応したプレーヤーも所有していないので
針は両方とも33/45回転盤を装着しています。←意味がないかも。

特徴
1)1950年初頭に初めてMicro Groove(LP)に対応したカートリッジでモノラル専用である。
2)GEの特許だったバリアブル・リラクタンス、VR型とよばれる独自の発電方式である。
放送局用のものも含めてMMのアンプで十分聴ける。専用のフォノアンプもあるようだ。
≫続きを読む
3)トリプルプレー⇒33/45回転と78回転盤に対応。ターンオーバーと呼ばれる切替方式。
4)切替はTバー、あるいはTホルダと呼ばれる針交換ユニットを専用の赤ノブで回転させる。
針交換はバーにスライドさせはめ込むだけなのですごく簡単です。

5)針の交換が簡単でしかも1200円から2000円と非常に安価である。
6)バリエーションが多く針も1mil,2mil,3mil,(現在は0.7milも)、Tバー組み込み済み針もある。
モノラル盤には1milの針がお奨めです。
7)最後に、非常に張りがあり、中低音が押し出してくる重圧なサウンド。
しかし50年代に発売されたカートリッジの交換針がまだ新品で、
国内では絶望的ですが、海外ではまだ入手可能なので驚いてしまいます。

左から
VR RPX050(トリプルプレー)、VR RPX040(シングルプレー)、後継製品のVRII(トリプルプレー)
この角度からみると鉄腕アトムに出てくるようなロボットみたい..(古ー)
続きは次回になりますが予定では、
1)ビートルズのUKオリジナル盤の簡易インプレ
2)セットアップガイドを公開(素人ですので簡易版です)
取り付けに苦労するカートリッジですので..。
情報も少ないし交換針の入手方法も掲載予定です。
それではまた。
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投稿者 tamachi : 01:12
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